Origami doctor's diary

歯科麻酔学会認定医試験勉強のアウトプット用ブログでした。参考とした教科書や参考書などを紹介します。現在は障害者歯科学会認定医勉強用になりました。

白血球分画異常を視聴

田中和豊先生のシリーズ第2段

 

あまり,一般歯科領域とは関係ないしなあ,と思って見ていたが,栄養評価に使用されるスコアがあったのでこれは記録しておく.

 

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CONUTスコア

これは,通常の血検で表示される項目(コレステロールとアルブミンはうちのでは追加指定しないとダメだけど,問題ないだろうから)なので,これを利用して入院患者の栄養レベルを評価していくことも可能かもしれない.

 

また,好中球数が絶対数で7,700/μlを超えている場合は細菌感染症となっている事が多い.これも実際のデータでそうだったが,WBCが正常範囲内でも好中球は増加している症例があったので下記に記す.

 

 

早速,医科からの依頼症例で白血球百分率のデータがあったので実際に見てみる.

WBC:白血球:8,100/μl

Neutro:好中球:84.5%:6,840/μl

Lymph:リンパ球:10.2%:820/μl

Mono:単球:4.6%:370/μl

Eosi:好酸球:0.5%:40/μl

Baso:好塩基球:0.2%:15/μl

 

まず,この英語自体を今まできちんと見ていなかった笑

リンパ球は820/μlでスコア2

このかた,総コレステロール低下はないが,ALB 2.9g/dlでスコア4

なのでtotal スコア6となり中等度の栄養不足状態であった.

 

また,歯科疾患の急性症状であったが,

好中球が6,840/μlであり,好中球増加症で細菌感染によるものと思われる.また,切迫早産の妊婦であり,食事もあまり取れていないのかもしれない.

そんな会話も出来ていれば尚よかったかもしれない.

 

切迫早産で入院中なんですね,栄養はきちんと取れていますか?(入院管理ですが,食事は全量食べれていますか?)栄養状態が悪いデータになっています.また,白血球は正常ですが,好中球は増加しており,CRP上昇と合わせて細菌感染による急性症状が考えられます.

 

みたいなのがbetterだったと思う.

 

実際には口腔内見ればそんなの明らかなんだけど,レントゲンを使って説明も出来ない,応急処置をするかしないかを判断しなければならない,担当医に納得のいく説明が必要な状況下ではこうした知識も重要だと再認識させられる症例だった.

 

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メモ