Origami doctor's diary

歯科麻酔学会認定医試験勉強のアウトプット用ブログでした。参考とした教科書や参考書などを紹介します。現在は障害者歯科学会認定医勉強用になりました。

衛生士の教育方法とは どうすれば良いのか

 

先日,父親に言われた一言.

「あれは,看護師さんか?そうだよな,衛生士さんとはやっぱり違うよな」

 

患者対応の質の違いを指摘していた.これまで受けてきた教育が違い,勉強してきた量も違うだろう.

おそらくこれは,この先も埋まることのない差だと思う.

ただ,この差を認識した上で改善していくことは可能なはずだ.

 

仮説を立てて,検証,修正を繰り返せば近づくかもしれない.

 

まず,一番僕が思う足りない点は

・患者に対する向き合う姿勢(寄り添う思いやり,事前の準備など)

だと思う.具体的には,器具の準備に始まり,患者との対話の中で稚拙な会話も多い.

特に気になるのは患者との対話の中での稚拙さ.

例えば,看護師を例にとっても答えられない,わからない質問を患者から受けることはあるだろう.ただし,ここでの対応の違いが差になっているのではないだろうか.

看護師は「先生に確認してみます」と答え,聞き,そしてその答えを患者に伝えるところまでを仕事として責任を持って行なっている.一方で衛生士は「何とも言えませんが」と濁した言い方に終始している場面をよく目にする.おそらく先生の対応そのものにも問題があるだろう.先生がきちんと患者に説明しており,そして衛生士にも問題があれば必ず報告するように指導していれば同様のことは起こらないはずだ.

そして,後半の患者に伝えるところまでを責任を持って仕事をする,という点について.

これは個人の人格の問題もあるとは思うが,インシデント報告書のレベルを見ても,基本から教育をする必要があると考えられる.A先生から聞いたα歯科のM先生の話で「衛生士の一番大事な仕事は器具出しでも診療補助でもなく衛生指導にある」という言葉.その話を聞いてから僕なりに大事にして診療に当たってきたつもりだが,これが深く指導されていれば,患者に対して無責任な仕事は行わないはずだ.なので,これまで以上にこの部分にフォーカスを当てて教育を考えよう.

 

ただ,衛生士でも責任感を持って仕事をしている人たちは一定数存在する.いずれも,パートの衛生士さんや子育てがある程度落ち着いて仕事復帰された人たちだ.この人たちと若手の違いを検証できれば,今後の診療所全体の成長に役立つと思う.今後の課題はこの点も含めて教育を考えていくことだ.