Origami doctor's diary

歯科麻酔学会認定医試験勉強のアウトプット用ブログです。参考とした教科書や参考書、関係のない読書本も紹介します。

2019.4.8 MGH輪読開

 

p88~94

Ⅳ.カルシウム代謝と副甲状腺疾患

 A.生理学

 B.血清カルシウム

 C.高カルシウム血症

 D.低カルシウム血症

 E.副甲状腺の手術

Ⅴ.副腎皮質疾患

 A.生理学

 B.薬理学

 C.原発性アルドステロン症

 D.グルココルチコイド過剰症

 E.副腎皮質機能低下症

 

p88

副甲状腺ホルモン(PTH)とビタミンDは,細胞外カルシウム濃度を狭い範囲に維持している.

低アルブミン血症では,アルブミン濃度が正常値(4.0g/dL)から1g/dL低下するごとに,全カルシウム濃度は約0.8mg/dL低下する.

Ca2+濃度はアシドーシスでは上昇し,アルカローシスでは低下する.

副甲状腺機能亢進症→高カルシウム血症と低リン酸血症.

高カルシウム血症の治療:輸液.生食100~150ml/hrで投与.

 

p89

12mg/dl以上の高カルシウム血症は術前に是正する.

 

p90

低カルシウム血症:8.5mg/dl以下.(低アルブミン血症やpHの異常がない状態)

大量輸血(30mL/kg/hr以上)では,クエン酸がカルシウムに結合するため,特に肝不全患者は低カルシウム血症を起こしやすい.

治療:緊急治療の場合は,2アンプルの10%グルコン酸カルシウムか,1アンプルの10%塩化カルシウムを10~20分かけて徐々に静注する.それほど緊急でない場合はカルシウム15mg/kgを8~12時間かけて静注.

当診療所のカルシウムは8.5%のグルコン酸カルシウム(カルチコール)であり,1A=10ml=78.5mgである.

 

p91

グルココルチコイド:コルチゾールはカテコールアミンによる血管収縮を増強して血圧を上昇させる.

 

p94

過去1年間に14日以上にわたって生理的投与量以上のステロイドが投与されているときは,周術期にグルココルチコイドの補充が必要なことがある.

 

 

幹事より一言

「甲状腺に関しては術前の診察,外来診療ともに注意が必要.腫れている人や,動悸,頻脈などの臨床症状をチェックするように.これは歯科がきっかけとなって診断に至る可能性があるものの一つ.他は血液検査の結果であることが多いことの裏返しだが.」