Origami doctor's diary

歯科麻酔学会認定医試験勉強のアウトプット用ブログでした。参考とした教科書や参考書などを紹介します。現在は障害者歯科学会認定医勉強用になりました。

2019.1.7 MGH輪読会

本日より,麻酔の朝の輪読会がスタートしました。

指導施設の教育事業です。

この事業を幹事と一緒に責任を持って行うことになったため,各回の記録と,予習復習内容を書き留めてゆこうと思います.

 

最初に幹事より一言いただきました。

「ご存知の通りMGH麻酔の手引きはMassachusetts General Hospitalの麻酔科医が作った参考書です。僕も留学中に海外の人たちがポケットにMGHを入れて歩いていたのをよく覚えています。手元のMGHは第7版ですが,下にNinth Editionと書いていると思います。第1,2版は日本語訳されなかったため,このような形となっています。大学の歯科麻酔科で輪読会にMGHを用いた時は第6版の原文を訳して輪読したため2,3年かかりました。今回は日本語版であるのでそこまではかからないようにしたいと思いますが、とにかく大事なことは最後までやり遂げる事です.これが終了した暁にはみんなで飲みにでも行きましょう.」

 

使用参考書:MGH麻酔の手引き 第7版

方法:基本的に原文を音読.どれだけの準備を行うかは各個人の責任においてなされる.

 

第1回 2019.1.7 AM7:30 院長室

担当者:Ohi

Page 1~6

Part 1麻酔前の患者評価

 1 麻酔前の患者評価

  Ⅰ.概要

  Ⅱ.病歴

  Ⅲ.器官ごとの評価

  Ⅳ.身体所見

 

予習・復習

Page 2

●抗菌薬アレルギー

サルファ薬,ペニシリン,セファロスポリン系抗菌薬が最もよくアレルギーを起こす.サルファ薬とは4-アミノベンゼンスルホンアミド骨格を有する.耐性菌を産みやすく現在は使用されず,現在はST合剤が使用されている.葉酸合成の最初の段階を阻害する.PABA(パラアミノ安息香酸)に構造が類似しており,アレルギーを起こすと考えられている.

セファロスポリンとはセフェム系の一つで他にオキサセフェム,セファマイシンがある.

ペニシリン系抗菌薬はIgE依存性アナフィラキシーの原因薬剤として世界的に見ても特に頻度が高い.日本はセフェム系が多いが,これは薬剤の使用頻度の問題と思われる.抗原性の知見は少ない.発生機序はIgE依存性と推定されているが,セフェム系の各薬剤の原因構造と詳細な機序については不明な点が多い.

 アナフィラキシーショック 山口正雄 医学のあゆみ Vol.251 No.9 2014.11.29 715-719

 ●大豆油と卵黄抽出物に対するアレルギー

ほとんどのアレルギーは卵黄よりも卵白に対するもの,ほとんどの大豆アレルギーは油よりもタンパクに対するもの.

添付文書では,禁忌は”本薬剤に過敏症のあるもの”となっている.

 

Page 4

●ペースメーカと植え込みがた除細動器(ICD)

手術前6ヶ月以内に機能を検査しておくことが推奨される.

 

Page 5

●胃食道逆流疾患

裂孔ヘルニア

食道が横隔膜(胸部と腹部を分ける)を通る穴を裂孔と呼び,ここから胃の一部が胸部に入り込んだ状態.

●産科/婦人科

前投薬や麻酔薬は,子宮胎盤循環を悪化させ,胎児の奇形や,流産を起こす可能性がある.

 

Page 6

●首回り

男性42.5cm、女性40cm以上ある場合はOSAの可能性がある.