Origami doctor's diary

歯科麻酔学会認定医試験勉強のアウトプット用ブログです。参考とした教科書や参考書、関係のない読書本も紹介します。

周術期管理チーム認定試験2017→歯科麻酔認定医試験対策

周術期管理チーム認定試験は,麻酔学会HPにリンクされている認定制度で,看護師などを対象とした認定制度.

2016の認定試験を一通り目を通したが,2017歯科麻酔認定医試験に直結している問題はなかった.ただ,試験問題は,麻酔専門医試験や輸血学会e ラーニングの問題などを参考にしていると考えられ,問題の程度もちょうど良く,今の流行りをつかむのにも丁度良いと考えられた.

 

2017周術期管理チーム認定試験問題

A問題

1.ERAS

2.ERAS

3.麻酔器安全管理

4.GA・モニター

5.N2Oはオゾン破壊

7.輸血・T&S

→T&Sは流行と思われる

Q.T&Sについて簡単に記せ

待機手術など輸血の可能性の低い場合.あらかじめ受血者のABO型,Rh(D)抗原,不規則抗体の有無を検査.Rh(D)陽性,不規則抗体が陰性なら,事前に交差適合試験済みの血液を準備しない.必要な場合にABOを確認し輸血or主試験が適合する血液を輸血.

●交差適合試験

 主試験:受血者血清+供血者の血球→受血者に抗体があるか.

 副試験:受血者血球+供血者血清→供血者血清に抗体があるか.

10.医療ガスと配管

→CO2の配管は橙色でした‥

11.ISO・麻酔薬・カラーコードガイドライン

12.接触感染予防

21.麻酔器・構造

→麻酔専門医試験の得意問題

23.配合変化に注意すべき薬剤

24.オピオイド

25.病態・薬剤

26.Child-Pughスコア

27.術前休薬

28.周術期口腔機能管理

29.CVP・合併症

31.声門上器具

33.呼吸生理

34.悪性高熱

35.カプノ

36.脱分極性筋弛緩薬

39.肺動脈カテ

→以前予想した問題.長さを問う問題なので,一読必要.

40.経食堂心エコー

41.ECG

42.呼吸生理

43.SpO2

44.カプノ

45.脳循環

46.非脱分極性筋弛緩薬

47.体温管理

48.ケタミン

ケタミンはお得意問題.中枢性に交感神経刺激,BP・FR上昇.鎮痛.気道分泌亢進.NMDA受容体拮抗など,他とは異なる機序のものが多いため狙いやすい.

49.N2O

→PONVのリスク!

50.脈圧

脈圧高値:AR,動脈管開存,静動脈瘤甲状腺機能亢進症(心拍出量多い)

脈圧低値:AS,うっ血性心不全,収縮性心外膜炎,心膜液貯留(心拍出量少ない)

51.血圧測定

55.血小板輸血

→von willebrandは血小板の粘着及びリストセチン凝集能の低下.第Ⅷ因子活性の低下.

57.GA・気道内圧

59.虚血性心疾患患者・術前評価

心筋梗塞後1ヶ月以内はGA×

バルーン血管形成術後は14日以降

ベアメタルステントは30~45日以降

薬剤溶出性ステントは365日以降

アスピリン投与下にOPE

虚血性心疾患・アスピリン歯科医師国家試験にも出題されており,要CHECK!

60.Hugh-Jones分類

 

B問題

1.呼吸機能検査・混合性障害分類

→未満ではなく,"以下"!

数字だけでいつも見ているものは,未満か以下かなど細かい点は試験を作る際には狙いやすいポイント

3.かぜスコア・項目に含まれるものは?

→後日,やるが,やはりかぜスコアは狙いやすく,昨年の歯科麻酔専門医試験問題にも出題されている.教授の言っていた原著論文は偉大なのかもしれない.

a. 嘔吐

b. 鼻水

c. 咽頭発赤

d. CRP上昇

e. 発熱(乳児37.0℃以上)

スコアを並べて見ていると,なんとなく覚えた気になるが,実際に問題として作成されると,CRPなどは嘔吐よりもよっぽどそれらしい選択肢になる.また,発熱と白血球の数値が乳・幼児で異なるのは要注意!狙いやすいポイントがわかる.

4.吸入麻酔・特徴・デス

5.静脈麻酔薬選択問題・

チオペンタールはよく狙われている.気管支痙攣,喉頭痙攣(副交感神経刺激作用・ヒスタミン遊離作用あるため)誘発するのでAsthma禁忌のため問題作成しやすい?

6.輸血・保管温度

7.術前絶飲食ガイドライン

8.DVT

9.術前内服薬

10.ERAS

→2年連続で出題あり.流行には逆らえないか.問題は難しくしにくいので記述?

Q.3つの柱について簡単に述べよ

A.術後疼痛管理・早期離床・早期経口摂取

11.吸入麻酔薬

12.プロポフォール

13.GA中,循環管理

脳梗塞・高二酸化炭素血症許容,心筋梗塞患者は過剰輸液への耐容能が低い(左室機能が低下している)

14.GA中の呼吸管理

15.PEEP

→PEEPは歯科麻酔認定医試験でも連続出題中

16.輸液製剤

アルブミン製剤の5%は循環,20%は低アルブミン血症治療

17.輸血・術後合併症・TRALI・TACO

→Dr.Nからの出題と同じ.流行中?

18.覚醒

19.GA・気管支痙攣

20.アナフィラキシー

アナフィラキシーの症状

血圧低下・喘息用発作・蕁麻疹

そのほか,喉頭浮腫,循環虚脱,腹痛嘔吐下痢

狙いやすいポイント+重症度グレード分類でも強い消化器症状や喘息用症状はサインとなっている.

23.PEA(無脈性電気活動)の原因

a. 低血糖症

b. 低酸素血症

c. 緊張性気胸

d. アルカローシス

e. 高カルシウム血症

原因として心室の収縮を妨げる病態が挙げられ,循環血液量低下,低酸素血症,心タンポナーデなど.

24.喉頭痙攣

26.心筋虚血時の変化が現れる順序として正しいのはどれか.

d. 心筋壁運動障害→心電図異常→胸痛

27.せん妄

→歯科麻酔認定医試験でも出題.流行?

28.腎前性腎障害

29.シバリング

→メペリジン=ペチジン

33.脳血流量を上昇させる薬剤・吸入麻酔薬

38.妊婦・生理学的変化

48.PONV

49.QT延長・ドロペリ

51.大量出血

52.PACU(術後回復室)

→この分野ではよく出題(対象が看護師だから?)

53.体性痛

54.術後痛

55.疼痛評価方法(FRS,VRS,NRS,VAS)

56.術後鎮痛

58.術後呼吸器合併症

59.術後不整脈

60.PACU

→PACUの退出基準は問題は作りやすい(ただし,看護師対象としているので,多数出題されている可能性は高い.)

 

麻酔と直接的に重なる部分は問題としては簡単だが,そこからいくらでも発展させること可能.流行もわかる.

問題になって初めて難しさや,出しやすさがわかるものも多かった.

輸血・ERAS・虚血性心疾患アスピリン・ペイン・かぜスコア

あたりは要CHECK