Origami doctor's diary

歯科麻酔学会認定医試験勉強のアウトプット用ブログです。参考とした教科書や参考書、関係のない読書本も紹介します。

ステロイド〜類似薬剤まとめ〜関節リウマチ

ステロイドについては,力価などまとめておく様にとの指示.

さらに,ステロイドカバーの話から関節リウマチについて.

 

Q.関節リウマチ患者の麻酔管理について注意すべき要点をまとめよ.

 

まずは,ステロイドについて

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力価の高い副腎皮質ホルモン製剤はどれか.

a. コルチゾン

b. プレドニゾロン

c. デキサメタゾン

d. ヒドロコルチゾン

e.  メチルプレドニゾロン

 

 

 

関節リウマチでは気道確保困難が一番のポイント

 

気道確保困難の理由について

環軸椎脱臼のみではない.

・頚椎の拘縮と強直

・環軸椎亜脱臼

顎関節症

・下顎後退

・輪状披裂関節の拘縮→喉頭の違和感,嗄声

・ハローベストの装着

などが挙げられる

 

●肺病変について

肺線維症,気管支拡張症,細気管支炎,器質化肺炎の合併

●合併疾患について

循環系では,心膜炎,心筋炎や弁疾患.

抗炎症薬,免疫抑制薬,免疫調節薬などの長期服用により,副腎萎縮,骨粗鬆症,腎機能障害,間質性肺炎再生不良性貧血などの合併症を生じる.

 

●虚血性心疾患

RAによる運動制限で症状出にくい→普段の活動量と心疾患合併

 

ステロイドカバーについて

コルチゾールを基準として考えるが,コルチゾール25mg/dayが通常分泌

プレドニン(おそらく普段服用しているのはこれ)は力価4倍なので,5mg/dayを基準として,これ以上の服用が必要な患者はステロイドカバー必要と考える.

 

 

Qの様な大問の場合,赤文字の部分が当然一番大事であり,みんな答えられる場所.20点満点ならこれがなければ大幅減点だろう.細かいポイント稼ぎの際に,覚えておくべきポイントとして,黄色文字の部分.合併疾患としてこんなものが内科チェックしておく,という事を述べられると追加ポイントを得られるだろう.

 

周術期管理チーム認定試験2016

12.関節リウマチ患者の合併症はどれか.

a. 喘息

b. 腎障害

c. 間質性肺炎

d. 環軸椎亜脱臼

e. 虚血性心疾患

 

 

ついでにコハク酸リン酸について

 

以前,内科Drの講演の際にアスピリン喘息Krに対してはリン酸ステロイドを使用してくださいとあった.リン酸=デカドロンなので普段困ることはないので良いが,選択肢を作る際にはそれぞれの種類を散りばめる事が可能なので,ここにまとめておく.

ハク酸

 コハク酸ヒドロコルチゾン(ソルーテフ):アナフィラキシー時の使用推奨C

 メチルプレドニゾロン(ソルメドロール):アナフィラキシー時の使用推奨C

 プレドニゾロン(水溶性プレドニン):添加物にパラベン含有

●リン酸

 リン酸ヒドロコルチゾン(クレイトン、水溶性ハイドロコートン)

 プレドニゾロン(コーデルゾール)

 デキサメタゾン(デカドロン)

 ベタメタゾン(リンデロン)

 

ヒドロコルチゾン、プレドニゾロンは両方ある.商品名だとわかりづらい.

内服薬のステロイドは関係ない.

デカドロンやリンデロンなど効果の高い物に関しては,リン酸(後から出た薬剤をわざわざ危険な方で作る必要はない)