Origami doctor's diary

歯科麻酔学会認定医試験勉強のアウトプット用ブログです。参考とした教科書や参考書、関係のない読書本も紹介します。

歯科麻酔関連,不整脈治療薬のまとめ

第42回日本歯科麻酔学会認定医試験問題

その2

48.ベラパミル塩酸塩について正しいのはどれか.2つ選べ.
a. 陰性変力作用はない.
b. RR間隔を延長させる.
c. 血管収縮作用を有する.
d. 陰性変伝導作用を有する.
e. ジルチアゼム塩酸塩より房室伝導に対する効果が弱い.

 

49.心房細動を伴ったWPW症候群で,頻拍発作の治療に用いられるのはどれか.1つ選べ.
a. アデノシン
b. ジゴキシン
c. ベラパミル塩酸塩
d. ジルチアゼム塩酸塩
e. プロカインアミド塩酸塩

 

50.Vaughan Williamsの抗不整脈薬分類でクラスⅡ群に属するのはどれか.1つ選べ.
a. ジソピラミド
b. ベラパミル塩酸塩
c. リドカイン塩酸塩
d. アミオダロン塩酸塩
e. エスモロール塩酸塩

 

いずれも教科書レベルではほぼ記載がない.麻酔専門医試験などの過去問で出題があったのかもしれない.

今の時点での,まとめを載せ,今後他の問題で類似の物が出てきたらその都度追加していく.

 

 

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●麻酔科薬剤ノートに,今回の出題問題や,Dr.Nからの出題(心室期外収縮などでキシロカインの次の選択薬は?)などに対する答えがまとまっていたので,それらを付け加える.

 

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●WPWの頻拍発作

通常の頻拍であれば,βブロックやCaブロックなど,心機能を抑制させる方向だが,リエントリーあるので,Naブロック+活動電位持続時間延長=活動電位が治るまでの時間を延長する=Naが流入し活動が起こり,Kが放出され活動が治るが,このKの放出が終わる前にNa流入開始による頻脈性の不整脈を防ぐ.

キシロカイン・リスモダン(ジソピラミド)

Q.キシロカインが無効な心室性期外収縮に対して投与する薬剤はどれか.

キシロカイン=Ⅰbでは,K放出による活動電位が治るまでの時間を短縮させる.心室性期外収縮が起こる前にきちんと心房を収縮させてあげるイメージ.ただし,それが効かないならリスモダン(ジソピラミド)=Ⅰa=活動電位治るまでの時間を延長させて効くこともある.

心室頻拍・心室細動に対するアミオダロン

Kブロックは,Kの細胞外への放出による活動電位が治るまでの時間を延長させることで,心室の活動が終わる前に次の興奮が起こる様な不整脈を防ぐ.

QT延長では,よりRonTとなりやすいため禁忌

●Caブロッカー

Na流入による活動電位,Ca流入による心筋収縮,K放出により活動電位が治る.

このうちCa流入を抑え,異常な心筋収縮を抑える.

 

Q.QT延長を伴ったTorsade de pointesのVTで投与してはいけないのはどれか.

アミオダロン=アンカロン

Q.Afによる頻脈に対して心機能抑制を伴う場合に投与すべき薬剤はどれか.

アミオダロン=アンカロン