Origami doctor's diary

歯科麻酔学会認定医試験勉強のアウトプット用ブログです。参考とした教科書や参考書、関係のない読書本も紹介します。

換気血流比不均等

第42回日本歯科麻酔学会認定医試験問題

その2

14.換気血流比について正しいのはどれか.2つ選べ.
a. 死腔の増加により低下する.
b. 肺内シャントの増加により上昇する.
c. 健康成人では肺全体で約0.8である.
d. 不均等の増大によりPaO2が低下する.
e. 座位では肺上部が肺下部に比較し低い.

 

死腔とシャントの場合それぞれでどうなるか,きちんと理解していないと類似問題を解けない.

 

シャント:酸素化されない(静脈血と同じ酸素飽和度)血液が,酸素化された血液と混ざることによって,動脈血の酸素分圧が下がる現象のこと.
死腔:ガス交換に使われない換気のこと.

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シャントでは,血流量は問題ないが,V=換気量が減る

死腔では,換気量は問題ないが,Q=血流量が減る

普通の状態では,減少する方を考えれば,答えが出る.

”V/Q不均等の増大”という場合は,V/Q=0もしくはV/Q=∞,どちらでも不均等は増大している.