Origami doctor's diary

歯科麻酔学会認定医試験勉強のアウトプット用ブログです。参考とした教科書や参考書、関係のない読書本も紹介します。

ショックの各病態

各ショックの分類と血行動態の変化について

 

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循環血液量減少性ショックでは,出血などによるものなので,心臓に帰ってくる血液量が少なく,心拍出量増加と末梢血管抵抗増加し,代償しようとする.

心原性ショックと心外閉塞・拘束性ショックでは,どこかで詰まってしまっているので,中心静脈圧とPCWPが上昇する=頸静脈怒張.

血液分布異常性ショックでは,末梢血管拡張が本態なので,心臓に帰ってくる血液量は減少.

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血液分布異常性ショック

1)アナフィラキシーショック

免疫グロブリンIgEを介するⅠ型アレルギー.アレルゲンが肥満細胞,好塩基球の膜表面の抗原特異的IgEに結合すると細胞から即時にヒスタミン,ロイコトリエン,プロスタグランジン,トロンボキサン,ブラジキニンなどのメディエータが放出される.

治療が奏功しても症状が再燃することがあり,これを二相性反応という.

2)敗血症性ショック

全身性炎症反応症候群systemic inflammatory response syndrome(SIRS)

菌血症,外傷,手術などの侵襲を誘引とする全身性炎症反応で,診断は以下

①>38℃ or <36℃

②頻脈(>90bpm)

③頻呼吸(>20bpm)or 低炭酸血症(PaCO2<32mmHg)or 人呼吸管理が必要

④白血球数増加(>12,000/mm3以上)or 白血球数減少(<4,000/mm3)or 10%以上の未熟顆粒球出現

上記の2項目以上を満たすものを敗血症と呼ぶ.

敗血症で1つ以上の臓器障害を来したものを重症敗血症.

重症敗血症のうち,輸液負荷を行なってもsBP90mmHg未満あるいは通常血圧から40mmHg以上低下したものを敗血症性ショックと呼ぶ.

 

Q.重症度を表すのにforrester分類を用いるのはどれか.

Q.Forrester分類で評価される項目はどれか.

Q.敗血症性ショックについて敗血症の診断基準を用いて説明せよ.

Q.血行動態変化のグラフから,例えば,以下のうち中心静脈圧の血行動態変化が他と異なるのはどれか.

a. 外傷 b. 心筋梗塞 c. 拡張型心筋症 d. 広範肺塞栓症 e. 心タンポナーデ